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この記事では家庭用発電機とポータブル電源の違いについての初心者の方に向けて、それぞれの特徴と、得意な点、苦手な点を出来るだけ分かりやすく解説していきます。
発電機もポータブル電源(通称、ポタ電)もどちらも電気を使うための製品になりますが、発電機はガソリンやガスを燃料として電気を作ることに対してポータブル電源は蓄電池に電気を貯めて電気を使用します。どちらにもメリット、デメリットがあり、使用する環境や目的によってどちらを使用するべきかが変わってきます。
家庭でのキャンプやレジャー、車中泊、万が一の災害時、停電時の非常用電源としてなど、何のために使用する予定があるかを考えて製品を選ぶ必要があります。
発電機とは
発電機とは「電力を作る機械」のことです。女性でも持ち運びができる小型、軽量のものから、病院や商業施設などの非常用電源として機能する大型のものまで多種多様なものがあります。発電機は軽油やガソリン、カセットボンベなどの燃料を使用することで電力が必要な時に電力を作り出すことができます。
工事現場やお祭りやイベントなどの屋台の裏で使用されている姿を見たことがある方も多いと思いますが、近年では中国製の安価で品質の良い製品もAmazonや楽天市場などのネットショップでも購入することができるようになったことあり、台風や地震などの災害に備えて家庭用で購入されることも増えてきました。
ポータブル電源とは
ポータブル電源(通称、ポタ電)とはリチウムイオン電池を内蔵した蓄電池のことです。発電機と違い自ら電気を生み出すことはできませんが家庭用のコンセントやソーラーパネルを使用して充電をすることで、内部の蓄電池に電気を蓄え、電気を使用します。
リチウムイオン電池はスマートフォン本体の電源、モバイルバッテリーにも使われています。分かりやすく言うと、ポータブル電源はスマホやモバイルバッテリーを大きくしたものと理解してもらえれば良いと思います。
発電機・ポタ電 メリデメ比較
価格:家庭用で良く売れている発電機の定格出力1000w前後のモデルであれば発電機は5万円程度で購入ができるが、ポータブル電源は10万円以上の価格となっている。
下記は価格比較の一例です。発電機もポタ電も似たような性能でも価格帯はかなり幅が広いので、こちらの記事も参考にしてみてください。
プロが本当におすすめするインバーター発電機メーカー5社
メンテナンス性:発電機の場合、燃料としてガソリン、ガスを使用するため、燃料の保管、管理に注意が必要になります。また、ガソリンや軽油を燃料として使用する場合は発電機の燃料タンクの中に長期間燃料を入れた状態で保管をしてしまうと内部の燃料が劣化をしてしまい、いざ使用をしようとした際にエンジンがうまく掛からないなどの問題が発生することがあるため、長期間使用をしない場合は、発電機内部の燃料を抜く必要があります。
反面、ポータブル電源の場合であれば、長期間の保管をした場合にバッテリーに蓄電された電気が自己放電で失われることはありますが、燃料劣化による不具合が発生することはありません。
使用環境:発電機の場合、ガソリンやガスを燃料として使用するため、排気ガスや一酸化炭素が発生するため、屋内やガレージなどの換気が十分にできない場所では一酸化炭素中毒の危険があるため、使用することはできません。また、騒音も発生するため、夜間の使用などは周囲への配慮が必要になります。その点、ポータブル電源であれば、使用時に排気ガス、騒音が発生することはないため、屋内や車中泊の車内での使用にも適しています。
持ち運びやすさ:発電機の場合、長時間の運転をする場合、燃料も一緒に持ち運びをする必要があります。また、単体でも同じ出力の製品で比較をすると、重たくなり、持ち運びやすさとしてはポータブル電源の方が優れていると言えます。
運転時間:比較として発電機もポータブル電源も出力は同じ1000W(1KVA)の製品に1000Wの消費電力の電化製品を使用したとします。発電機の場合は電気を作りながら運転をするので、燃料が無くならない限り連続で運転することが可能です。ポータブル電源の場合は蓄電された電力を使い切ってしまうとバッテリーに蓄電をする必要があるため、長時間の運転には適していない点が挙げられます。
まとめ
発電機をおすすめする人
ポータブル電源をおすすめする人
以上、発電機とポータブル電源の違いについてまとめてみました。それぞれに特徴があるので、一言でどちらが優れていると判断することは難しいかもしれませんが、この記事が購入の判断材料となれば幸いです。