この記事ではプロが本当におすすめするインバーター発電機メーカーについて、最適なメーカー選びのコツを業界の裏側を知り尽くした筆者が紹介します。
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この記事はこんな方におすすめ
- インバーター発電機のメーカー選びに悩んでいる人
- インバーター発電機を購入して失敗した経験がある人
- 発電機メーカーの裏側に興味がある人
購入予算と使用目的に合わせて最適なメーカー選びの手助けになれば嬉しいです。
ネットで調べるといろいろなメーカーがあるから迷っちゃいますよね。
それぞれのメーカーの特徴、国内・国外メーカーの違いについてもしっかり説明します。
結論から言うと予算に余裕があり、業務で発電機を使う必要があるのであれば、日本製の発電機の購入を強くおすすめします。逆に日本製の発電機が高額でそこまでの予算が割けない、またキャンプやレジャーなど、そこまで頻繁に発電機を使用しないのであればこの記事で紹介をするメーカーの発電機でも十分に満足ができると思います。
右の図はこの記事でおすすめをする発電機メーカー5社の分布図です。基本的に価格が高いほど品質と耐久性が高くなっています。
ハイエンドに位置する日本製メーカーと中間層に位置する3社についての特徴を説明していきます。
HONDA(本田技研工業)
自動車メーカーで国内3位のHONDA(本田技研工業)、実は1998年に世界初のインバーター搭載の発電機を販売した発電機メーカーでもあります。
発電機メーカーとしての実力は日本に限らず世界トップクラスと言っても過言ではありません。インバーター発電機の定格出力は0.9KWから5.5KWまで展開していて、カセットガスやLPガスを動力源とするモデルもあります。
品質・耐久性、アフターサービスに関しても申し分ありませんが、最大のネックは価格が高いことです。同程度の出力帯の中国メーカーのものと比較をすると2倍以上の価格差があります。
がっつりハードに使用する予定の方はHONDAの発電機がおすすめです。
反面、ある程度の発電機についての知識があり、レジャー程度の使用であればオーバースペックかも・・・
YAMAHA(ヤマハ発動機)
オートバイが有名ですが、船外機や汎用エンジン、発電機も製造しています。インバーター発電機のラインナップもHONDAと同じく定格出力0.9KWから5.5KWまで揃えています。
YAMAHAもHONDAと同様に品質・耐久性ともに高いレベルですが、やはり中国製と比較すると高価になってきます。また、2023年10月に発電機を含めたパワープロダクツ事業を名光精機(愛知県津島市)に事業譲渡をすることを発表しており、業界から事実上の撤退が決まっています。
YAMAHAの撤退の発表は業界内では衝撃的なニュースでした。
詳しい動向は今後、別の記事を書いてみたいと思います。
KOSHIN(工進)
1948年創業の京都の会社で、発電機以外にも園芸用品から水ポンプなど様々な汎用製品の製造販売を行なっています。ホームセンターで見かけた事がある方も多いのではないでしょうか。
インバーター発電機は定格出力0.9KWから3.0KWまで、カセットガスを燃料とするモデルも展開しています。HONDA、YAMAHAと比較すると価格は安く購入することが出来ます。日本のトップメーカーと中国トップメーカーのちょうど、中間に位置するメーカーと言えば分かりやすいかもしれません。
全国に修理店があるので、万が一故障をした際のサービス体制がしっかりしています。
アフターサービス体制が日本メーカーと中国メーカーとの大きな差と言えるかもしれません。
EENOUR(イーノウ)
EENOURはブランド名になります。公式ページによると、運営しているのは香港の企業(蟻諾(香港)電子商務有限公司)です、日本ではMK JAPANという日本法人が主にネット販売を行っています。2020年頃からAmazon、楽天市場、自社ECサイトでの販売を行い、急速に販売台数を伸ばしてきました。
インバーター発電機が主力商品になりますが、近年のトレンドのポータブル電源にも力を入れているようです。EENOURの強みは圧倒的な企画力と商品ラインナップの豊富さがあげられます。使用する燃料もガソリン、カセットガス、LPGのモデルがあり、定期的にマイナーチェンジが行われています。
EENOURは無数にある海外(中国)ブランドの中で日本市場で最も成功しているブランドと言えるのではないでしょうか。価格帯は他の中国メーカーの商品と比較すると割高に感じるかもしれません。それでもHONDA、YAMAHAと比較すると半分ほどの価格で購入することが可能です。
EENOURは自社工場を持っていませんが、反面、商品の企画力、販売力は他の中国勢を圧倒しています。
AIPOWER(アイパワー)
AIPOWERはブランド名になり、アメリカではコストコなど大手ホームセンターなどでも販売をしています。2024年4月現在、日本ではまだまだ知名度は低いようです。
運営をしているのは重慶神馳進出口貿易有限公司という中国企業になります。上海市場に上場している企業で、発電体の生産量では中国1位になります。自社でエンジンも生産しています。公式サイトを確認すると定格出力1.1KWから3.1KWまで、ラインナップもEENOURと比較すると寂しいですが、価格はEENOURよりも安価に設定されています。
ご家庭での使用で出来るだけ安価に発電機を購入したいと考えている方にはおすすめできるメーカーだと思います。
まとめ
インバーター発電機の購入を検討されている方は予算と使用目的に合わせてメーカー選びをすることが肝要です。ここで紹介をしたメーカー5社の発電機としての基本的な性能は十分満足できると思います。
予算に余裕があり、ハードに使用したい方はHONDA、YAMAHAをおすすめします
がっつり使用したいけど、HONDA、YAMAHAは予算的に厳しい、そんな方は工進を検討してみてください。
出来るだけ安く、キャンプやレジャーでの使用をしたい。そんな方はEENOUR、AIPOWERのインバーター発電機で十分に満足できると思います。
インバーター発電機の購入を検討されている方の参考となれば嬉しく思います。