個人事業主1年目が選んだ最強クラウド会計ソフト【大手3社比較】

この記事では個人事業主1年目の筆者がクラウド会計ソフトのサービスについて、大手3社の比較と、実際に使ってみた感想を交えながら紹介していきます。

クラウド会計ソフトのサービスを提供している3社と紹介するサービスは以下のとおりです。結論から先に書いてしまうと筆者は現在、弥生の「やよいの青色申告オンライン」を使用しています。

それぞれ3社とも無料でサービスを利用できる無料期間があるので、実際に利用したうえで、使い勝手やご自身のスタイルにマッチするサービスを選択することができます。筆者も実際に3社のサービスを試してみました。それぞれに善し悪しがありますので、メリット、デメリット、どうして3社の中から「やよいの青色申告オンライン」を選択したのか、書いていきます。

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弥生 / やよいの青色申告オンライン

最大の魅力は1年間は無料で使えること。2年目以降のコストもベーシックプランであれば他社と比較しても最も安く利用できます。また、自動仕訳機能、銀行口座連携、請求書などの書類発行の機能も充実しています。

マネーフォワード / マネーフォワード クラウド確定申告

会計士、税理士からの評判は高いサービスです。筆者も無料期間で1ヶ月利用してみました。操作性は初心者でもストレスなく帳簿入力はできました。あえてデメリットを挙げるとすると、最安プラン（パーソナルミニ）では消費税申告機能が使用できない点です。消費税を納める予定がない方（免税事業者）であれば問題はありませんが、課税事業者として消費税の申告をする必要がある方は注意が必要です。

freee /会計freee(確定申告)

個人事業主向けのクラウド会計ソフトでは高いシェア。無料期間の1ヶ月利用した印象は仕訳入力の際にも直感的に操作が出来るので、簿記の知識が乏しい方への配慮が行き届いています。個人事業主の方、副業などで確定申告が必要な方にもおすすめできるサービスです。反面、今後事業規模の拡大にあわせて、税理士との顧問契約の予定などがある場合は、他社のサービスの方が良いと思います。

	弥生	マネーフォワード	freee
料金（税抜）	初年度無料　 セルフプラン　733円/月 ベーシックプラン　1,150円/月 *支払いは年払いのみ	パーソナルミニ 900円/月 パーソナル 1,280円/月	スターター　980円/月 スタンダード　1,980円/月
無料期間	初年度無料	1ヶ月無料	1ヶ月無料
特徴	初年度無料で使えるため、コストを抑えたい人におすすめ	税理士・会計士からの人気が高い	操作方法がシンプルで会計、税務の知識が無くても分かりやすい使用感
最安プラン	×最安のプランでは電話サポート、メール、チャットサポートが付帯していない	×消費税申告書作成機能がない	×領収書・レシートの画像アップロードの制限あり（5枚/月まで）

サービスを選ぶポイント

上記の3社のサービスですが、それぞれ操作方法に微妙な違いはあるものの、自動仕訳機能、e-Tax（電子申告サービス）への対応はしています。最終的にどのサービスを選択するのかは、下記を参考にしてみてください。

• 料金で選ぶ　料金に関しては2年目以降、そこまでの差はありませんが、やはり初年度無料で使用できる点が弥生のサービスの魅力になります。
• 顧問の税理士と同じサービスを選ぶ　既に税理と顧問契約をしている方、今後契約を考えている方は税理士の先生が使っているサービスと同じものを選ぶのが良いでしょう。税理士先生から見て同じ会計ソフトを使用している顧客というのはすごく「楽」みたいです。顧問料の交渉や、繁忙期の対応についても効率的に進められる可能性があります。マネーフォワードは税理士、会計士のシェアが高いようですので、今後の事業拡大で税理士との契約を考えている方はマネーフォワードを選択を検討してみてください。

まとめ

• コスト重視であれば「弥生/やよいの青色申告オンライン」がおすすめ
• 契約するプランは各社最安のプランでは対応していないサービスがあるため注意
• 時間に余裕あれば、各社の無料期間中に各社の使用感を確認する

最初に書いた通り筆者は「弥生/やよいの青色申告オンライン」を利用しています。最大の理由は無料の1ヶ月では初年度の確定申告の書類作成から提出まで間に合わなかったからです。その点、「弥生/やよいの青色申告オンライン」あれば1年間の無料期間があるため、どのタイミングで無料期間をスタートしたとしてもとりあえず初年度の確定申告は乗り切れるからです。