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「三体」って聞いたことはあるけど、SFが苦手で敬遠していた方、もったいないです!
この記事ではSFが苦手でも楽しむ方法、純粋なエンタメ作品として楽しむポイントを分かりやすく解説します。
この記事では簡単なあらすじの紹介は含まれていますが、作品の重要な部分のネタバレは含まれていませんので、最後まで安心してお読みください。
三体とは
「三体」とは中国の作家、劉慈欣(リウ・ツーシン)によるSF小説です。
2008年に中国で単行本が出版され、日本語版は2019年7月に早川書房より発売されています。
中国だけでなく、日本や英語圏を含む世界各国で高く評価されています。
「三体」の原作は「地球住事」の三部作の第一作にあたります。
2024年9月現在様々な映像作品でメデイアミックスされている「三体」は基本的に原作である「地球住事」の第一部をベースとしている。
あらすじ
「三体問題」という謎の現象を軸に現代と過去の視点が交錯しながら物語が進行していきます。
現代の科学者たちが「三体文明」の謎に挑む一方、過去編では中国の文化大革命時代の様々な事件を中心に物語の重要な部分を形成していきます。
地球の現在と過去の科学者たちの想いが複雑に交錯しながら、「三体問題」の原因である異星人の脅威に立ち向かっていきます。
三体を楽しむポイント
小難しい物理学の知識、SFのルールは一切無視してOK!
世界的にも評価が高い「三体」、本格的なSFや物理学の知識がストーリーのリアリティを高めることで、より一層ストーリーに没入感を与えています。
ただし!複雑な物理学の知識がなくても純粋なエンタメ作品として楽しむことは可能です。
メディアミックスで気軽に楽しむ!
いきなり原作小説に手を出すのはハードルが高いと思う方もいるかもしれません。
実は筆者も物理学や数学といった分野は大の苦手で、最初は難しそうな作品だと敬遠していました。
現在日本で視聴できる作品の中では断然Netflix版のドラマがおすすめです。
2024年9月時点でおすすめのメディアミックスは下記のとおりです。
- Netflix版 「三体」全8話(1話平均約60分)
- 中国制作 「三体」全30話(1話平均約50分)
中国制作版はAmazonプライムビデオ、U-NEXT、WOWWOWで視聴可能です。
ネトフリ版はキャストの性別は設定が原作から変更されていますが、全体的な構成もより分かりやすく再構成されているのでおすすめです。
他にも中国では2016年に舞台化もされています。
2022年には中国でCGアニメ化をされたようですが評価は高くなかったようです。
YouTubeで予告編を見る限りはそこまで悪くないような気もしますが・・・
今後予定されているメディアミックス
中国で映画化が決定
2024年6月に開催された上海国際映画祭でチャン・イーモウ監督によって映画化されることが発表されました。
チャン・イーモウ監督は中国を代表する映画監督で世界的にも評価の高い監督です。
幅広いジャンルの作品を手掛けている方なので楽しみです。
Netflix版のシーズン2の制作が決定!
Netflix版のシーズン1の評価は非常に高く、早々にシーズン2の制作が発表されています。
おそらく原作第二部をベースになると思います。
楽しみです!
まとめ
「三体」の原作は難解な部分もあるため、まずはドラマ版から楽しむことをおすすめします。
特にNetflix版は原作の設定、SF要素を尊重しながらも人間ドラマにもスポットを当てているため純粋なエンタメ作品としても出来の良い作品に仕上がっています。
また、Netflix版は続編の制作も決定しているため、「三体」に触れるには今が絶好のタイミングです。